情報処理センター 知財教育のできる教員養成システムの構築
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セミナーレポート
題名

学校教育と著作権

日時 平成18年 9月 2日(土) 午後1時30分〜
場所 大阪教育大学天王寺キャンパス ミレニアムホール
主催 大阪教育大学
共催 京都教育大学
後援 大阪府教育委員会
参加者数 本学教職員11名・他大学教員9名・学校教員21名・その他10名・学生4名
計 55名 
開催主旨 本学は、平成17年度に文部科学省現代GPの採択をうけ「知財教育のできる教員養成システムの構築」のテーマのもと、事業の推進を行ってきました。今回、特に学校現場における著作権及び著作権教育に関するセミナー「学校教育と著作権」を、京都教育大学と共催で、大阪府教育委員会後援のもと開催することになりました。
セミナーの内容 本セミナーは、4つのセッションからなり、まず「著作権教育の方向」として、文化庁著作権課の西村氏より、文化庁における著作権教育に関わる種々の施策とその方向に関してお話しいただき、次に大阪府教育センターの角谷氏より大阪府下における著作権教育の状況についてお話しいただきました。。このセッションで、社会における著作権教育の方向性がおわかりいたけたのではないかと思っております。

次のセッションでは、「知的財産教育の実践」として、学校現場で実際に知的財産教育を実践されているお二人からお話しをいただきました。
まず、(社)コンピュータソフトウェアー著作権協会で、学校現場で実際に著作権の重要性に関する授業をされている三橋氏より、その経験に基づいたお話しをしていただきました。その後、前任校で文化庁の研究指定校を受け、著作権教育を推進されて来ました岡山県立朝日高校の河内氏よりその内容についてお話しいただきました。このセッションで、実際の著作権教育の一端がご理解いただけたのではないかと思っております。

三番目のセッションでは、実際に著作権教育を行う教員を養成する大学である大阪教育大学おける著作権教育の状況について報告させていただき、同じく教員養成大学で現代GPの採択を受けられた京都教育大学の笹野氏より、京都教育大学における現状をお話ししていただきました。

そして最後のセッションであるパネルディスカッションで、それぞれのセッションの内容を受け、今後の学校現場とそれに繋がる教員養成大学における著作権教育の方向性が出せたのではないか、と思っております。

プログラム

13時30分  大阪教育大学 栗林副学長 挨拶栗林副学長の挨拶の様子

13時35分 セッション 著作権教育の方向(司会大阪教育大学片桐教授)

  • 「文化庁における著作権教育」
    文化庁長官官房著作権課著作物流通推進室室長補佐 西村泰雄氏
    文化庁長官官房著作権課著作物流通推進室室長補佐 西村泰雄氏のセッションの様子
    知的財産戦略に関する動き
    1.知的財産戦略における著作権教育の位置
    2.文部科学省における著作権教育の分掌
    3.著作権施策の中の著作権教育
    4.著作権学ぼうプロジェクト等について、お話頂いた。

     
  • 「大阪府下の学校教育と著作権」
    大阪府教育センター主任指導主事 角谷知彦氏
    大阪府教育センター主任指導主事 角谷知彦氏のセッションの様子
    1.学校教育における著作権(教育)についてのアンケートより
    2.高等学校進学時における情報モラル及び情報スキルの地域や学校間の格差について
    3.府教育センターにおける著作権についての研修について等について、お話頂いた。
     

休憩
 

14時35分 セッション 知的財産教育実践(司会大阪教育大学 片桐教授)

  • 「学校現場における著作権教育の実践」
    コンピュターソフトウェアー著作権協会調査部マネージャー 三橋信司氏
    コンピュターソフトウェアー著作権協会調査部マネージャー 三橋信司氏のセッションの様子
    1.学校教育と法と著作権との関係
    2.現代における著作権の重要性
    3.学校現場での著作権教育の実践例等についてお話頂いた。

  • 「高等学校における著作権教育の実践」
    岡山県立朝日高等学校教諭 河内一郎氏
    岡山県立朝日高等学校教諭 河内一郎氏のセッションの様子
    1.著作権教育研究協力指定を受けて
    2.岡山県立瀬戸南高等学校での取り組み(人権教育の柱として)
    3.岡山県での取り組み等について、お話頂いた。 

休憩
 

15時30分 セッション 教員養成における著作権教育(司会大阪教育大学 関教授)

  • 「大阪教育大学における著作権教育」
    大阪教育大学自然研究講座教授 片桐昌直 氏

    1.実施体制
    2.平成17〜18年度の著作権教育関係
    3.今年度のテーマ
    4.学校現場における著作権事例収集
    5.知的財産教育資料の収集とデータベース化
    6.本学の評価体制等について報告した。

     
  • 「京都教育大学における著作権教育」
    京都教育大学音楽教育講座助教授 笹野恵理子氏
    京都教育大学音楽教育講座助教授 笹野恵理子氏のセッションの様子
    1.京都教育大学における著作権教育の位置づけと概要
    2.京都教育大学における著作権教育の実際
    3.京都教育大学における著作権教育の課題
    等について、お話頂いた。

休憩

 

16時20分 パネルディスカッション (司会 大阪教育大学 関教授)
パネルディスカッションの様子 パネルディスカッションの様子

今後の事業への反映 「著作権教育の方向」のセッションの「文化庁における著作権教育」では、特に文化庁でなされている著作権教育支援(著作権学ぼうプロジェクト)がよく理解でき、今後の教育プログラムに非常に有益でした。また、「大阪府下の学校教育と著作権」では、アンケート結果から現在の学校現場での著作権に関する意識が理解でき、大変参考になりました。

 「知的財産教育実践」のセッションの「学校現場における著作権教育の実践」では、授業実践ついて新たな視点が得られました。また「高等学校における著作権教育の実践」では、人権の観点からの著作権教育のアプローチについて知ることができ、今後の事業展開、特に社会系における展開に非常に参考になりました。

 「教員養成における著作権教育」のセッションでは、大阪教育大学における知的財産教育(著作権教育)と京都教育大学における知的財産教育の方向性の違いについて理解が進み、今後の両大学の連携の重要性について改めて確認できました。

また、最後のパネルディスカッションでは、著作権、著作権教育についての様々な意見が出され、著作権教育の視点の広さ、展開の深さについて、改めて認識させられ、今後も引き続き著作権教育プログラムのさらなる展開が必要であると思い、来年度のプログラムに反映することにしました。

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